商社部門
虚血性心疾患(PCI)
バルーンカテーテル
バルーンカテーテルはカテーテルの一種。先端が風船状となっており、血管などの内部で膨らませることにより、治療や処置に用いられます。
ガイドワイヤー
ガイドワイヤーは血管内で用いる診断及び治療用カテーテルを本品を介して血管内へ挿入するのを補助するガイドワイヤーで、3 種類のワイヤー(スプリングワイヤー、コアワイヤー、セイフティワイヤー)で構成されております。
薬剤溶出ステント
表面に特殊な薬を塗ったステントのことです。体内に留め置かれた後に、薬が徐々に血管に溶け出し、血管が再び詰まってしまう(再狭窄)のを防ぎます。
末梢血管用ステント
金属のチューブのようなもので、バルーンで血管内を拡張後に留置されます。血管がまた狭くならないように支える役割を行えます。
血管造影用カテーテル
経皮経血管的に血管内または心腔内に挿入し、冠動脈、大動脈、腎動脈などの血管造影または心室、心房造影検査に使用する脈管造影用カテーテルです。本品には、先端の形状およびカテーテル外径により種類があり、選択できます。またカテーテルの側部に孔を有するサイドホール付のものもあります。
不整脈治療
ペースメーカー
写真提供:ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社
心臓ペースメーカーは、心筋に電気刺激を与えることで必要な心収縮を発生させる医療機器である。電気パルスの生成装置である本体と、生成した電気パルスを心筋に伝達するための導線から構成される。前者はペーサーまたはパルスジェネレーターとも呼称し、後者はリードまたは電極と呼称されます。
CARTOSystemCart.
カテーテル・アブレーション治療施行時に,アブレーション用電極カテーテルの心臓内の位置を三次元的に表示させる画期的な医療機器です。カテーテル検査室の患者さんの横たわるベッドの下に磁場を発生させる特殊な磁石が取り付けてあります。電極カテーテルの先端には磁場のセンサーがあり,三角測量の原理で電極先端の位置を三次元的にコンピューターが認識することができます。例えて言うならばカーナビ(GPS)を数mmの精度にしたようなものです。同時に電極カテーテル先端から記録した心臓内の電気信号もコンピューターで処理され,コンピューター・ディスプレイの三次元像上に表記されます。このシステムを用いることにより,以前には解明できなかった複雑な不整脈の仕組みがわかるようになりました。常に電極カテーテルの先端の位置がディスプレイ上に現れていますので,安全にアブレーションできるようにもなりました。また,レントゲン透視をあまり用いなくてもカテーテル先端の位置がわかるので,患者さんや術者のレントゲン被爆を最低限に軽減することも可能です。このシステムを適切に扱うには医師や技師の熟練した技術が必要なため,このシステムが導入されている医療機関は全国でも限られています。
整形外科治療
人工股関節
人工股関節置換術とは、傷ついた股関節の損傷面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。人工関節は、金属製のステムとボールとソケット、そしてソケットの内側にはめ込む超高分子ポリエチレン製のライナーでできています。このライナーは、軟骨の役目を果たしているので、ボールをライナーに組み込むことにより、スムーズな関節の動きが得られます。
人工膝関節全置換術
人工膝関節全置換術(TKA)は変形性膝関節症や関節リウマチなどにより変形した関節を金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工関節に入れ替えることで痛みがなくなり、歩行能力が改善されます。
観血的整復固定術
観血的整復固定術(ORIF)とは、簡単に言うと、手術で骨を固定する骨折の治療法です。麻酔をして皮膚を切開し、骨のずれを治して整復してから、金属のピンやワイヤー、スクリュー、プレートなどを用いて、皮下で骨を直接固定します。 観血的整復固定術は、手術で観血的整復と内固定を一気に行う治療法なのです。内固定の方法は、主にピンニングとプレート固定、髄内釘固定の3つがあります。
外科治療
手術用ステープラ
手術に使用する電動式のステープ
厚みが異なる組織へ安定したステープリングをおこなう。また最適な打針スピードを 自動コントロール正確なステープが可能です。
ベッセルシーリング
血管や組織を凝固させることで、切断面からの出血を最小限にする器械です。
電気手術器
外科をはじめとする多様な手術の際に使われる高周波切開凝固装置にエネルギーを供給する電気手術器です。
脳神経外科治療
コイル塞栓術
破裂する危険がある脳動脈瘤(未破裂脳動脈瘤)の中にコイルを詰めて、 血液の流入をなくしてしまうことで破裂(くも膜下出血)を防ぎます。また、破裂してくも膜下出血を起こした脳動脈瘤(破裂脳動脈瘤)にも適応します。
血栓回収療法
金網の筒のようになっている血栓除去デバイス(ステント)を
用いて、回収除去したりすることで
再び脳血流を開通させることを目的とします。
頸動脈ステント留置術
頸動脈ステント留置術は、カテーテルによる治療です。
頚動脈狭窄症に対する治療は、手術、薬による治療などがありますが、近年、カテーテル治療が行われるようになってきました。
治療件数も徐々に増加してきておりますが、
まだ歴史の浅い治療法で、しっかりとした治療を行える専門医や病院が少ないのが現状です。
新しい治療器具や新しいテクニックが年々登場してきており、
進歩がめざましい分野であります。